
平成17年6月15日発売予定
熱血!日本酒バカ−なんとしてでも呑みたい食中酒−
魚柄 仁之助 著
日本酒、と言われると、矢崎滋が「まる!」と叫んでいる姿や、和服姿の高島礼子が脳裏に浮かぶ。日本酒をほとんど飲まない(ワインは飲むけど)私にとって、CMで宣伝されているお酒以外はほとんどシラナイ。でも有名なお酒なら一流の蔵元だろうし間違いないんじゃない?という印象はあった。
し、か、し、この本の著者魚柄仁之助氏(めちゃめちゃ変換しづらいな〜、この名前)が言うには、いいお酒はテレビや広告には顔を出さないらしいのだ。(わー、こんなこと言っていいのかしら)
いい酒を造っている蔵を訪れると、たいてい蔵の建物はボロっちいらしい。…土壁はなかば崩壊し、壁のハメ板はとれたまま、とびらはガタガタ…(本文から抜粋)もちろん、CM等の宣伝にお金を使ったりしない。でも、洗米や精米の機械、温度管理の機械など、お酒を造るための設備にはめちゃくちゃお金をかけている。なんとも泣けてくる話だ…うう。
著者の魚柄氏はそうした一途に酒造りに情熱を燃やす酒の造り手たちを、愛情込めて「日本酒バカ」と呼び、その「日本酒バカ」たちの気迫のこもった知られざる(氏の言う「プロの酒飲み」の間では有名かもしれないが)酒を、熱いエピソードとその酒に合う簡単な肴のレシピを交えながら語っていく。
ところで、このレシピというのが、ほんっとうに「これでいいのかよおお!!」と思うくらい簡単、なのである。例えば、「泪目大根」。これ、何だと思います?大根スライスに岩塩をパラリとふりかけるだけ、ほんとうに、それだけ。時間が経つと大根の水分が浮かんでくるからそれが涙。ほんとですかあ?でも、やってみたら結構イケました。これ、ドイツ料理なんだって。他のレシピもも気が抜けるぐらい簡単。ずぼらな私にはなんだかうれしいわー。
他にも、強い味のお酒なら夏はロックでも!なんて目から鱗なことばかり。なんだか読んでいるうちに私も日本酒にはまっちゃいそうな予感…。(ドラゴンフィッシュ)
